ホイットモア大統領

ザ・カラテ2のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

ザ・カラテ2(1974年製作の映画)
4.3
ほのぼのタダシ触れ合い編

あらすじ…
前作で負った目の怪我により、とりあえず(ここがミソ)失明してしまったタダシ。手術を受ければ治るかもしれないし、治らないかもしれない。
その折、どうしてもタダシと戦いたい世界格闘家連合が日本に上陸。オマケで国宝「鬼切丸」を狙う組織が暗躍していた…そんな『燃えよドラゴン』meets『座頭市』。

ちなみに黒幕は義手で、タダシさんもWヌンチャクを披露するもろパク…こだわり様!さすがはイケイケ時代の東映である。

しかも…タダシの日本語が…上手くなっとる!!!
そのせいで(笑)前作まであった奇妙な雰囲気は減退したが、相変わらずテンションだけはスーパーハイ。むしろ前作以上かもしれないし、山城新伍も勿論スーパーハイ。

オープニングの格闘家たちの紹介からしてヤバさMAXだし、続く目隠しタダシが屋台でラーメン6杯を平らげながらギロチン・ブラザーズと戦う展開で脳みそが沸騰。

その格闘家連合だが、サイコパス過ぎるアメリカのキラー・サムソンに、医師免許が絶対無駄遣いなスウェーデンのブルー・ゲラー、逆にスポーツマンシップありまくりの韓国の金さん、そして、皆大好きヤン・スエがラスボスとして君臨。その名もドラキュラ・ジャック!

これにはタダシさんも絶体絶命!かと思いきや、絶対 “見えてる” タダシさんは崖から落ちたり洗濯物で訓練したり子供達と触れ合ったりしつつ、リハビリに励む。
クライマックスの砂丘でのヤン・スエとの戦いはまさに死闘なのでスエファンはぜひ!

鈴木館長のアクションも健在で、1人vs.複数、義手の黒幕と戦う等、前作以上の活躍に見せ場がある待遇。この人のムチムチキレキレ空手が本作の癒しポイント。