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寄生体Xのcocacorgiのレビュー・感想・評価

寄生体X(2012年製作の映画)
3.0
いったいどれほどの変貌までなら人間と呼べるのか。
手から触手が生えたらたぶんアウトで、足が蜘蛛でも即アウトで、それでも人の顔を持っていたとしたら、結構人間な気がしてしまうかも知れない。
主人公がXを倒すシーンで、こっち見るな!って言ってたけど、やっぱ人の顔が1番人間らしさのあるとこだからかな。
でもそもそも、この大きな宇宙の中での小っぽけな存在である人の定義付けに意味なんてあるのか。
人間の境目なんて実際どうでも良くて、寄生されてたとしても人間で良いんじゃない?その人をその人だと認めてくれる人が一緒にいるなら、そうゆうことで良いんじゃないって。人を1番人たらしめている素因って実は他者の存在なんだよね。
ラストに2人は手を取り合おうとするけど、そうゆうのって人間の特権だもん。
ラスト近辺の終末感はなかなかに好きでした。
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