滝和也

マチェーテ・キルズの滝和也のレビュー・感想・評価

マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)
3.3
帰って来た、なた親父!

まさかの第二弾。メキシコの顔面凶器ダニー・トレホ主演!マチェーテがまたも血の嵐を巻き起こす!

と勇ましく書いたものの…。

今回は、イマイチ乗れず。どうしたロドリゲス。中途半端だぞ。フルスイングしてないぜ。何だこの止めたバットに当たっちゃった感じ。

大統領から依頼を受け、ワシントンをミサイルで狙うメキシコの革命家を倒すため、祖国メキシコに向う…。まあストーリーは二転三転するので、意外に複雑。まずこれイラナイ。グラインドハウスの流れを組む映画なら、もっとストレートでいい。007になっちゃってるんです。話の流れを見て何かに似てると思ったらボンドですよ。

これ、オマージュが多い。スターウォーズだったり、007、序盤はバディものみたいだし。これもイラナイ…。グラインドハウスは確かにパクりありなんだけど、マチェーテはトレホの魅力、なた親父のパワーで引っ張って欲しかった。メル・ギブソン登場あたりからテンションが…。

今回も超強力な布陣で馬鹿を見せてはくれるんです。メル・ギブソン、チャーリー・シーン、アンバー・ハード、ミシェル・ロドリゲス姉さん、レディー・ガガ様!?と前回に劣らない面子なんですが、見せ方、使い方、ノリがイマイチなんです。物足りない。さらにオッパイが出ません…。師匠…。グロも前回のインパクトには勝てず…。エログロは大事な要素だったのに…。
なんかちょっと優等生になったか?グラインドハウスではなく、パロディーになってるんですよね。大好きなバンデラスも出てるんだけど…。

でもなた親父は今回も無双です。次回あるかな…ないと困る。中途半端なんだよー。いろんな意味で…。
滝和也

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