グリフィン

ダラス・バイヤーズクラブのグリフィンのレビュー・感想・評価

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
4.5
初見。字幕。
余命30日のエイズを宣告された男がどのようにして病に抵抗したのか?その生き様とは何かを鋭く映し出した社会派ドラマ。

主人公であるロンは粗野でワガママなカウボーイ、女や麻薬に依存する自堕落な生活を送っていた矢先余命30日のエイズを宣告される。元々エイズや同性愛に偏見意識の強い彼だったが、人との出会いや生きることを必死に追い求めることで彼自身そして周りの目も徐々に変わっていく。彼の生き様が観る人の心を強く揺さぶります。自業自得な面ももちろんある、そしてやり方が乱暴ではあるが理不尽な権力や社会に抵抗する姿は確かな魅力を感じさせてくれる。一種のアンチヒーロー的存在ではないでしょうか。

ロンを演じたマシュー・マコノヒーは完璧な役作りでしたね。アカデミー主演男優賞は正に納得の結果と言えると思います。
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