kazu1961

ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-598 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-487

🖋フリッツ・ラング監督のフィルム・ノワール作品です。ラングしては珍しく世俗的な犯罪サスペンスですが、警察を辞めてたった一人で巨悪に立ち向かっていく、この時代にこの背景を描いたのは流石ラングと言わざるを得ません。後の多くの作品に影響を与えた作品です。

🖋主演のグレン・フォードがたった一人で巨悪に立ち向かって行く主人公バニオンを熱演しています。ラングの緻密な演出とグレン・フォードの演技が素晴らしい作品を作り上げています。

🖋主人公のバニオンの復讐劇のクライマックスのラストの演出がとても素敵です。妻や家族のことを語る姿に、“男”を感じました。。。

😢Story:(参考:Amazon )
警官が自殺した。ダンカンというその警官はギャングと内通していたのだ。ところがダンカンの妻は警察に嘘の報告をし、遺書を利用してギャングをゆすっていたのだった。殺人課のバニオンは疑惑を持ち捜査し始めるが、警察上層部にもギャングの勢力が及び、圧力がかかり捜査から外された上、妻を殺されてしまう。復讐を誓ったバニオンは、たった一人で巨大組織に立ち向かう…。

🔸Database🔸
・邦題 :『復讐は俺に任せろ』
・原題 :『The Big Heat』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1953
・日本公開 : 1953/12/06
・上映時間 : 89分
・受賞 : ※※※
・監督 : フリッツ・ラング
・脚本 : シドニー・ボーム
・原作 : ウィリアム・P・マッギヴァーン
・撮影 : チャールズ・ラング
・音楽 : ミッシャ・バカライニコフ
・出演 : グレン・フォード、グロリア・グレアム、リー・マーヴィン

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「海の無法者」のロバート・アーサー製作の警官対ギャング劇、1953年作品。ウィリアム・P・マッギヴァーンの原作小説に基づいて「烙印」のシドニー・ボームが脚色、「飾窓の女」のフリッツ・ラングが監督した。撮影監督は「情炎の女サロメ」のチャールズ・ラング、音楽監督はミッシャ・バカライニコフ。「カルメン(1948)」のグレン・フォードと「突然の恐怖」のグロリア・グレアムが主演し、ジョスリン・ブランド、アレクサンダー・スコービー、リー・マーヴィンなどが助演している。
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