のん

ファインディング・ドリーののんのレビュー・感想・評価

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)
4.2
ピクサー作品はそのほとんどが傑作と呼ばれているが、私が個人的にいちばん好きなのはもうぶっちぎりで「ファインディング・ニモ」である。


前作を観た時は小学生の時。まだ当時はシネコンがなく街の映画館で満席で立ち見が出るほどの盛況ぶりだったのを覚えている。


マーリンとドリーの旅の行方をハラハラドキドキで見守りながら夢中になって映画を観ていた。



あれから13年。こっちの年月は相当経過しているが、続編となる「ファインディング・ドリー」の作品はまだあの大冒険から一年しか経っていなかった。




CG技術の進歩は凄まじく、水面の表現など格段に前作よりも情報量は多い。

とはいえ現実の期間を感じさせないほどにシームレスに世界に誘ってくれる物語の導入のうまさは相変わらず。



昔観た記憶そのままの世界がそこにはあった。


こちら側の年齢が上がったからか、前作を観た時は感じなかったテーマの奥深さに気づかされた。



ドリーは重度の記憶障害だが、それを憂う親の場面。あるいは子供の無限の可能性に賭ける場面。このあたりは子供を連れて見に来た大人の皆様の涙腺を刺激すること間違いなし。




日本向けに英語が日本語に置き換えられてあるのはディズニーのお得意芸だが、なぜシガニー・ウィーバーが八代亜紀になっているのかは最後まで謎。
のん

のん