ホイットモア大統領

ファインディング・ドリーのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)
4.2
・今更ニモの続編なんて…
・しかも主人公がニモで1番ダメだったドリーなんて…

という思いから、公開当時ピクサー作品で初めて映画館で観なかった…
…そんな俺みたいな人に見てほしい1本。

なぜなら、自分が魚だろうが何だろうが、ましてやADHDの障害を抱えていようが、「それを個性と捉えれば、人生は何とかなる」という、強く前向きで、踏み込んだメッセージに心を打たれるから。

ここに初めてドリーに共感できる点が生まれたのと、彼女の過去が明かされる過程の演出が巧みなので、ハンクを説得するシーンでは完全に応援している自分がいた。

それ以降もタコと魚のカーアクションに、ベッキー・レスキューと、予想の斜め上をいく展開に引き込まれ…いや、その前から"八代亜紀"の連呼でカオスだったか笑

そもそも、室井滋に始まり、八代亜紀を挟んでの玄田哲章ってどんな映画やねん!笑

ニモとマーリンもしっかりストーリーに絡んでくるし、エンドロール後、1作目を映画館で観た者にとっては嬉しい演出だった。
やはりピクサーは裏切らない!