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イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所のpuppyのレビュー・感想・評価

5.0
最高。人生で好きな映画ベスト5に入る。

家族で事故に巻き込まれた主人公ミアが生きるか死ぬかを選ぶ物語なんだけど
もう辛すぎるの。だって、登場人物全員良い人なんだもん。みんなを好きになっちゃう。
パパもママもとっても明るくて優しくて子供想い。ちょっぴり不真面目?なところもサイコー。
弟のテディもひたすら可愛くって。愛に満ちた家庭なの。
でも本当に、生きてるとなにが起こるかなんてわからなくて。幸せなんて一瞬で吹っ飛んでしまうって、辛くなった。
家族や恋人、友人との思い出を少しずつ見せてくれるんだけど、見せられるたびにみんなを好きになるから、どんどん悲しくって。
彼のアダムも超いい味出してる。本当にミアのことを愛してて、誠実で。
ミアの家族とみんなでパーティーしてるシーンなんかほんと幸せの象徴みたいなの。
事故なんてなく、ずっとこの幸せを見ていたいって思うくらい。ずっと受け入れられなかった。
2人でもよかったけど、それを包み込むようなミアの家族がいたことも大きかったんだ。
テディの息があった頃は何が何でも生きてみせるって思っていたミア。一変したシーンは心が震えた。クロエちゃん可愛いだけじゃなく演技もやっぱり迫力がある。
おじいちゃんの言葉も良い。というか存在がもう尊い。

「人が道を作り
道が人を作る」
「どの道を選んでも幸せになれる」
「だけど失うものもあるわ」
伏線じゃないけど、ミアがどちらの選択をしてもGOサインを出してくれていた過去の両親。そしておじいちゃん。
視聴者も、もうどっちでもいいよミア。って思ってた。楽な方を選びなって。
誰一人嫌なヤツが出てこないからこそこんなに悲しくなったんだろうな。ずるい映画。最高傑作。大好き。
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