おらんだ

超高速!参勤交代のおらんだのレビュー・感想・評価

超高速!参勤交代(2014年製作の映画)
3.9
享保20年。8代目将軍•吉宗の時代。金銭的に逼迫している湯長谷藩の藩主•内藤政醇(まさあつ)は一年の勤めを終え、江戸から帰国する。しかし、湯長谷藩の金山を狙う老中•松平信祝(のぶとき)の策略により、再び五日の内に参勤交代する事を命じられる。政醇はこの難題を受け入れ、再度江戸へ向かう事を決める。

金銭的な問題を知恵と体力で切り抜ける湯長谷藩の創意工夫が独創的。笑える工夫が結構多く、困難に遭えば遭うだけ面白い。どうやって乗り切るのだろうという視点で観られる。
追っ手を差し向けられたり、金欠で首が回らなくなったり、旅路で様々な困難に見舞われた時、支えになるのが人柄や義理人情など「金で買えない物」というのがとても良かった。

ベテラン俳優が多く出演していて、各々演技が光る中、陣内孝則の演技が一人浮いている。劇場的というか何というか…。大袈裟。怒り方も悪巧みの顔も。「のぼうの城」の事があったので、上地雄輔も浮くかと思ったけど、そうでも無かった。コミカルな作品ならぴったりみたい。
おらんだ

おらんだ