カテリーナ

コーヒーをめぐる冒険のカテリーナのネタバレレビュー・内容・結末

コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

コーヒーが飲みたくなる映画
ラストシーンで朝靄の残る景色を見ながら主人公のニコが飲む
一杯のコーヒーは本当に美味しそう そして、お話しは唐突に終わりを迎えるが、それが良かった
グタグタとした説明を省いた
90分弱の長さが絶妙なのだ

自分勝手に生きて来たニコは
朝から恋人に冷たい態度
優しい笑顔でコーヒーを勧める彼女に約束があるからと断る
そこからニコにとって長い一日が始まるのだ
神様は何処までも意地悪で
絶対ニコにコーヒーを飲ませない
行く先々でコーヒーマシンが壊れてたり、お金が足りなかったり

お話しが進むにつれて彼のいい加減な性格にイライラしてくる
大学を勝手に辞めてその事を父親に黙ってたのも我慢ならないのにその数ヶ月分の授業料を好きに使ってたのなんて以ての外!
なのにどこか憎めない
ジェームス・マカヴォイ似の背の低いニコ君
夜のバーで出会った老人との
出会いや別れ、友人のお婆ちゃんへの優しい眼差しがそんなに悪いこじゃないんだよって教える
他にも色々あってたった一日で
大人になったようにも感じるニコ君
特にバーで出会った老人は
過去の辛い出来事を染み染みと語る それを聞いたニコ君は
人生が大切な事を知る
今迄いい加減に生きて来た事を
初めて心から反省してるみたいな顔をする 上手いねこの役者さん

これからのニコ君を応援したくなるちょっとだけ不思議な映画であった

あ!サントラあったら欲しい!
落ち着いたジャズの音楽がとても良かった♡
カテリーナ

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