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イコライザーのharuのレビュー・感想・評価

イコライザー(2014年製作の映画)
3.0
オープナーの正しい使い方。

ミスターマッコールはホームセンターで働く仲間思いの心優しいオジサン。ある日カフェで趣味の読書に勤しんでいると、ピチピチギャルとお友達に。ところがギャルが上司にボコボコにされて入院したらしい。キレたマッコールは上司を返り討ちにする。

世界には有名な殺し屋がたくさんいますが、本作のマッコール氏は何と言ってもアイデアマン!本職がホームセンター正社員というだけあって、DIYのお手本のごとく殺人アイテムを次々と作る。(ただし使い方は荒め)スマートというより、力技ですが、無双すぎてハラハラ感はなし。元々持っていた正義感から「悪いやつは今すぐ死んでください」とばかりに悪人をバッサバッサ殺していく姿はかっこいいんですけど、使用済みのハンマーをしれっと売り場に戻すのはどうかと。(そこ買い取りじゃないんだ)
個人的には善悪の微妙なラインを行き来する感じの、ちょっと病んでる殺し屋が好きなので、マッコール氏のような正義感溢れるタイプはあまりハマらなかった。(過去がジョン・ウィック系なのに悲壮感なし)ストーリー的に「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を思い出しましたが、本作では「いやいやボク軟弱ですから〜」アピールはありません。天下のデンゼル・ワシントンにはお願いできなかったか。でもロシアンマフィアは好きだし、ピチピチクロエがかわいかったので、普通に楽しめました。
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