群青

GODZILLA ゴジラの群青のレビュー・感想・評価

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)
3.8
ハリウッドのトカゲじゃない方のゴジラ。

当時予告を見てコレは紛うことなきゴジラじゃないか!と驚きと感動と興奮が巻き起こりました。ゆっくり下から上に姿が現れ見得を切るように咆哮する。そしてタイトルはカタカナでゴジラ。かっこいい…

劇場で観た後もその感想は変わらない。
ギャレス・エドワーズ監督はこれ以上にないゴジラ愛を込めて作ったと思いました。街を蹂躙する姿、咆哮、そして熱線。世界中が歯を食いしばって耐えた1998年のゴジラの恨みを晴らしてくれかのようだった笑

改めて観るとメインのおじさんの扱いがひどかったり、アメリカ軍の軍事作戦もなんか微妙だし、とアラは結構あると思います。
日本人が気になるもので、ナンチャッテ日本もありますな。あんな料亭のような家はそうそうないんじゃないんかな笑
また、ゴジラは合計するとほんのわずかしか出ていない。しかし雰囲気がすごくいいので結構スルスル観れるんですよね。このストレスレスは中々。大方の人がが楽しめる作りになっているのではないでしょうか?

当日怪獣
MUTO
ゴジラ

MUTOはムートーといって今回の敵です。爬虫類っぽい虫っぽいなんともキモい姿をしております。コイツがいろいろやらかすんですがシーンによっては切なく可愛いと思える瞬間もあり一概に悪の描かれ方はされていない。
攻撃方法は電磁パルスという、現代の設定に合わせたかのようなチート。精密機器が何もかも動かないというのは致命的すぎる…そういう意味ではかなり強い。

ゴジラはシン・ゴジラが出るまで最大の108メートルを誇ります。お姿もデブというかガタイがやたらよろしくて、まさにマッシブという言葉がぴったり。もちろん人間の火器は全く効果がなく、涼しい顔で海を泳ぎ橋を壊し街を練り歩きます。この無敵感はまさしくゴジラ!という感じ。ミサイルでやられるヤツとはワケが違うぜ!!笑
しかも設定的にも強い。なんとアメリカの核実験はコイツを倒すためだったのだ!それがあっても効かない。なんなんだこいつは…
みんながゴッジィーラと呼ぶ中、渡辺謙は監督の指示に抵抗して、ちゃんとゴジラと呼んだのは有名なお話。良いね、ニクいね。素直に嬉しい。
熱線は尻尾の背びれから徐々に頭に光が近づいてきて放つ。この演出素晴らしすぎでしょ!

総合的にはとても満足できました!
群青

群青