ジョニデはつらいよ。
ジョニデ。ジョニー・デップ。一時は個性派俳優として着々とキャリアを重ねていたのだが、それも今は昔。パイレーツオブカリビアンの大成功以降、ジョニデは作品に恵まれなくなっていた。近年ではトランセンデンス、チャーリー・モルデカイ、ツーリスト等の珍作・愚作・駄作にも出演。おまけにパイレーツのスタッフと組んだ勝負作ローン・レンジャーの大コケを皮切りに、主演作の興行収入が下がりまくるという負のスパイラルに陥る。
2010年、3Dブームに乗り大ヒットしたアリスインワンダーランド。その続編である今作も例外ではなく、前作の半分以下の興行収入で尚且つ低評価の嵐。2017年に予定されているパイレーツオブカリビアンの新作で汚名返上出来るのか？！嗚呼、ジョニデの明日はどっちだ！
さてさて、そんなこんなで今作の話。前作から6年ぶりのアリス。今度は時間をテーマに、摩訶不思議な世界を旅していく…。
いや、悪くはないですよ。ファンタジーらしい明るくゴテゴテした映像、個性的なキャラクターたちを見てるだけでも楽しいことは楽しいですし。
しかし、やはり映画としては決定的に何かが足りない。マッドハッターが全然マッドじゃないとかはまあいいとしても、物語にハラハラドキドキ出来ない。全体的にのぺーっとした作りで正直退屈な場面が多かったです。アリスもイマイチ魅力がない。
唯一、赤の女王の救済とタイムのキャラクターは好きだったかな？しかし白の女王はクズすぎませんかね。
もう続編はいらないので、ジョニデも白塗りをやめて真面目な役に専念して欲しいです。
そんなにはオススメしません。
