まとぅん

ワン チャンスのまとぅんのレビュー・感想・評価

ワン チャンス(2013年製作の映画)
3.9
【「冒険はしなくちゃ。当たって砕けろよ、一か八かやるのも悪くないかも」】

○『プラダを着た悪魔』のデビッド・フランケル監督×『最高の人生の見つけ方』ジャスティン・ザッカム脚本

ー2007年、イギリスの人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』で「誰も寝てはならぬ」を歌いあげて優勝し、一躍世界的歌手になったポール・ポッツの実話。
片田舎の恵まれない家庭に生まれ育ち、容姿も冴えず、内気な性格でいじめられてばかり。携帯電話ショップで働く彼には、オペラ歌手になるという密かな夢があった...
歌唱シーンの吹き替えはポール・ポッツ本人。


○歌唱曲である「誰も寝てはならぬ」ジャコモ・プッチーニ作曲の歌劇『トゥーランドット』
この曲に初めて出会ったのは私の大好きなトム・クルーズ主演MIシリーズ『ミッション・インポッシブル/ローグネイション』で。
グッと惹かれるものがあり、唯一プレイリストに入れてるオペラ曲です!

ラストフレーズの "Vincerò! " がパワフルで圧倒されます。
このご時世落ち着いたら、いつか本場のオペラ聞きに行きたいな〜😌

○ 世界的に有名なオーディション番組『ゴッド・タレント』
YouTubeでたまにオススメ出てきたときに何故か見続けてしまうんですよね〜。
審査員のあの舐めた様な導入から、会場を魅了してスタンディングオベーション👏に包まれる、という流れが、スカッとするし、夢を見せてくれるからですかね😳

中でも有名なスーザン・ボイルの回は本当に感動してしまった記憶が...今作のポール・ポッツもそうですが、歌で泣かせるって本当に素晴らしすぎる才能ですわ...
日本人が出演している回もいくつかあり、称賛されているのを見ると嬉しくなっちゃいます!

○「親父としていかに成功したかは、子どもが親父をどれだけ越えたかだ」
子どもの夢を素直に応援できず、決して良いお父さんとは言えなかったけど、最後はちゃんとポールのお父さんしてましたね。

○奥さんのジュルズは言わずもがな。
ずっと支えて、自信を持てないポールを後押しする言葉はどれも響きました。
肝心なときに失敗、病気、事故、借金と不幸の連続なポール(しかし、あの事故は不注意すぎ、危機感無さすぎ笑)。
見捨てずに励まし続けた彼女の愛を裏切って、あのとき美女と欲に溺れなくて良かったねポール😂
携帯ショップのやんちゃなボス(?)も良い関係性で、「ウェールズで1位!ウェーイ🙌」なシーンは微笑ましかったなぁ笑


展開としてはあらすじのまんまで、よくある挫折からの人生大逆転ストーリー。
当時のオーディション番組の映像を見たことある人は彼の背景を知れるので気になる方はぜひ。
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