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シミラー バット ディファレントのtetsuのレビュー・感想・評価

3.6
瀬田なつき脚本作品ということで、Thanks Theaterで鑑賞。


[あらすじ]

同居する男女。
しかし、彼らの生活習慣は、似ているようで違う。
そんな二人に、ある夜、起きた出来事。


[感想]

「似ているようで違う」
そんな男女の関係に憧れる作品。

また、染谷将太さんが監督を務めていることで、まさしく瀬田なつき監督作品とは、似ているようで違う一作になっていたのが興味深かった。


[瀬田なつき監督の関連作品として]

同時系列の男女を並列して描く冒頭は、いかにも瀬戸なつき的だなぁ~と思いつつも、クロスカッティングではなく、2分割画面で演出していた点は、染谷監督ならではのこだわりだなぁと思ったり。

そのほか、スローモーション映像に重低音が鳴り響く演出には、アメリカのインディーズ映画っぽさを感じたり、監督・染谷将太さんのセンスが光る作品だった。

また、濱口竜介監督作品とも関わりの深い岡本英之さんが出演しているのも、個人的には嬉しかった。


[おわりに]

瀬田監督の良さと、染谷将太さんの監督としてのセンスを感じた本作。

染谷さんが監督を務めた作品は、他にも数本あるとのことなので、今後も観る機会があれば、追っていきたいと思った。
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