イライライジャ

インサイド・ヘッドのイライライジャのネタバレレビュー・内容・結末

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

不覚にも30分ほど遅刻してしまったのだが、すごく良かった。
脳内で様々な感情が共存しているのに、お互いの気持ちがわからないところが面白い。確かにふと怒りが込み上げ、自分の意思なのかわからず怒鳴ってることもある。人によって脳内の感情達自体の系統や考え方が違うところも本当にありえそうである。

ヨロコビの押し付けがましさはまぁ置いといて、カナシミには共に悲しみ共に挫折することへ対しての喜びがあるのが興味深い。
というか、そう考えるとムカムカ・イカリ・ビビリには自身の感情しか持ってないのは逆に悲しいと思った…。ビビリとか特に生きてて楽しいのか心配…。

ふとガムのCMの曲が頭に流れたり、記憶が思い出せなくなっていくのは脳内でカタチは違えど消去されていくんだなと思うと切なくなって何てことないシーンでも泣きそうに…。

全体的にはすごく良いのだけど、終盤へ向けてドタバタしすぎというか、サクッと終わってしまって物足りなさが残った。
思春期ボタンあったけど、カナシミとヨロコビがいない間のライリーってある意味思春期っぽいよね?