KouheiNakamura

バイオハザード:ザ・ファイナルのKouheiNakamuraのレビュー・感想・評価

2.0
ゾンビの国のアリス。


個人的になんで続いてるか分からない映画シリーズ第1位。言わずと知れた同名ゲームの映画化…とはいえ、ストーリーはゲームとほぼ無関係ですが。今回はシリーズ最終章と銘打って、ポール・W・S・アンダーソン監督とミラ・ジョボビッチの夫婦が15年続いたシリーズにケリをつける。

シリーズは3までしか観てないので、あまり詳しくないものの感想だと思ってください。
いわゆるお化け屋敷演出がやたらと多用される映画でした。つまり、静かなシーンを見せておいてからのいきなり大きな音でバーン!キャー!とかそういう演出です。古典的なホラー演出といえば聞こえはいいのですが、ハッキリ言ってこればかりだと芸がないと思います。今作では107分間、ほとんどの場面がこのお化け屋敷演出をやりたいだけの場面になっていて普通に退屈でした。
また主人公のアリスが劇中で4回も気絶するという展開の強引さ(レギュラーの西川くんか)、無駄に壮大な音楽、大した中身のないストーリーなど細部の雑さが非常に気になりました。売りであるアクションシーンも基本画面が暗いことに加えて、細かすぎるカット割りとアップの多用で単純に見辛かったです。

総じて、やっと終わった…という感慨しか湧いてこない映画でした。ひょっとしたら続編があるかもしれませんが、観る気はないです。

あ、あとローラは物凄くどうでもいい役の割りにアップで抜かれるので日本への無駄なサービスを強く感じました。そんなところに力入れられても…。
KouheiNakamura

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