円柱野郎

コードネーム U.N.C.L.E.の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

映像的に小洒落た感じはガイ・リッチー作品だなーという匂いが良く出ているけれど、「シャーロック・ホームズ」の特殊能力の様に場面のプレイバックを使った演出はこの映画だとちょっとクドいというか…。
あまりにも直後に「実はこうだった」の体でプレイバックされるもんだから、そんな短時間なら素直に見せてくれよ、とも。
監督の「スタイリッシュだろ?」と言わんばかりの演出が逆に鼻につく。
逃走中の主人公がトラックでゆっくりサンドイッチを食べてる向こうで相棒がボートで必死に逃げていたり、主演2人の会話の背景で電気椅子に座った敵が焼けたり、ギャップによる笑いを狙っているのも分かるけど、分かるだけで個人的にはあんまり笑えなかった。

スタイリッシュコメディを目指したのかもしれないけど、それにしたって少しは緊張感が欲しいが、この映画にはほとんどそれが無いというか。
冒頭の追いかけっこで、ロープの脱出で追いつかれそうなところをトラックのバックで回避するところなど、まだ良かったんだけどなあ。
アメリカとソ連のスパイという、本来水と油である主人公二人の丁々発止の掛け合いが狙いなのかもしれないが、個人的にはもう少し緊張感の中にあるニヒリズムみたいなものを求めてしまっていたのかもしれない。
そういう意味で少し期待とズレがあったかもね。