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天使のはらわた 赤い眩暈のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

天使のはらわた 赤い眩暈(1988年製作の映画)
3.0
週刊ヤングコミックに連載された石井隆の劇画「天使のはらわた」を映画化した、日活ロマンポルノの人気シリーズ第5作目で、石井隆の初監督作。
恋人に裏切られた看護婦と客の金を使い込んでしまった証券マンとの不思議な愛の行方を描く。

22歳の看護婦・土谷名美(桂木麻也子)は、夜勤の夜、2人の男性患者に襲われ必死の思いで逃げ出すが、家に戻ると同棲中の恋人が別の女性と抱き合っていた。
一方、証券マンの村木(竹中直人)は、妻には逃げられ、客の金に手を付けて会社もクビになってしまう。
ヤケになって車で郊外に向かった村木は、家から飛び出した名美を跳ねてしまう。

その後のストーリー展開は見てのお楽しみだが、脚本に少し無理があるように思えるのは私だけか?
最後は「テネシー・ワルツ」

「冷暖房完備で何日でもタダで泊まれれるホテルって何処?」
「また、ひとりぼっちか?
まあ、いいっか?」

なお、石井監督は竹中一人と余貴美子主演で、この作品の延長線上にある「ヌードの夜」を撮っている。
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