【寒さも大事な調味料の一つ】
そんなこと、考えたこともないよね。
遅れてしまった、後編。前編は自分語りしつつざっくり雰囲気レビューになってしまったので、今回は内容に触れていこう。
[冬]
雪の描写が美しい。これをいえるのは、ほとんど雪の降らない地域に住んでいるからでしょうね。雪かきの大変さなんて考えたこともない…お疲れさまです。
納豆もちという発想、面白い!!
凍み大根の万能さ、だからこそ作る大変さに勝てるんだなぁ…
焼き芋なんですが、私はやったことないけれど長男が幼稚園で落ち葉で焼いてました。
キッコ(松岡茉優)「他人とちゃんと向き合ってきたの?」ドラマ色が強くなってきた。
いち子(橋本愛)「真っ二つに割れた空。私と同じだ」
[春]
植物のつくし。刈り取るのが大変なので、結局いち子は摘み取って佃煮にするんですが"はかま"を取る大変さ、煮ても少ししかならないので珍しくボヤいてます。今までどんなに手間のかかる料理もサクサクこなしていたのに。
キャベツを多く植えてしまい、何に調理するか迷った時に、キャロットケーキを元にキャベツケーキを作ったいち子。一緒に食べたコウ太(三浦貴大)にひと言「お好み焼き、だね」…
じゃがいもは冬の仕込み作業から、一年で収穫できる状態になるまでの工程を伝えてくれます。採れたて茹でたてじゃがいも、塩と一緒に美味しそう。
春はお馴染みの野菜たちがどのように作られているのかがよくわかります。一瞬だけど、桜も咲いてた。
[いち子の夏秋冬春]
いち子は成人する前ぐらいに唯一の母親に見捨てられています。成人して一人でそれなりの生活ができるようになった頃、母親から一通の手紙を受け取ります。それをいち子なりに解釈していくという裏テーマがあります。いち子なりに受け止め前へ進んで…ラストはその後のいち子の姿。なんと凛々しくなったのでしょう。
最初と最後がちょっぴり変化した主人公モノ、大好き。日本の四季が愛おしく、いつも美味しく頂いてる植物に、感謝。