オレオレ

おとなの恋には嘘があるのオレオレのレビュー・感想・評価

おとなの恋には嘘がある(2013年製作の映画)
4.0
好きだなあ、こういうコメディ全開だけどちょっとほろ苦いやつ。

離婚して10年、大学進学を控える年齢の娘をもつ出張マッサージ師のエヴァはパーティで同じくバツイチの男性と出会う。見た目もイマイチなんだけど、初対面ながらなんとなくリズムが合う二人。
同じパーティでエヴァは生計を立てられるほどの職業(!)詩人とも知り合い、彼女とも仲良くなっていくが、実は・・・

欲しいわー、こういうエヴァみたいな女友達!
少々口は悪いけど、自分の娘の友達が、娘の不在でも会いにくるようなオカン。まあ、そのせいで娘やこの友達の母親からジェラシー八つ当たりされるんだが(Dyke!って言われた後のJ.ルイス=ドレイファスの顔芸(?)がお見事!)。

大学に入るような娘がいる年齢だし、娘の友達の恋愛アドバイスしたり、別れた旦那とも器用にやってるんだけど、自分の恋愛となると不器用・・・って書くと陳腐にしか聞こえないが、JLDがシリアスになりすぎず好演。もちろん、相手役のJ.ギャンドルフィーニのトニー・ソプラノからは全く離れたセンシティブ中年役も素晴らしい。
T.コレットとメイドの小競り合いとか、マッサージ台のヘルプなどの小さいサイドネタ、うるさすぎる、って声もあるようですが私は好きだったなあ。敢えていうなら、マッサージ師の稼ぎであんな治安よさそうな町の一軒家に住めるんか?ってのがね・・・あー嫌だ嫌だ、器が小さい自分、笑。