じゅ

The Severed Heads(英題)のじゅのネタバレレビュー・内容・結末

The Severed Heads(英題)(1957年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

DVDボックスに入ってたの忘れてた
これは奇妙だなおもろいなあ

トーマス・マンの『すげかえられた首』が原作だそう。まあたぶんそれもどっかで買えるんだろう。
男がとある専門店で頭部を挿げ替えてもらいながら女性に会いに行っては追い返されてを繰り返すうちに、頭部を生け簀かない筋肉野郎のものにしたきり店が閉店する。もとの頭部を探すうちに、探していた頭部を大切に愛でる元店主の女性の家を発見し、元に戻してもらう。そのまま男と元店主が結ばれてfin。

あのホドロフスキーのことだから、何かしら濃ゆい哲学が土台にあったんだろうな。
DVDボックスについてきた資料集(?)には「精神と肉体のあり方」という言葉が使われてたか。人間としての内面と外面という意味だろうか。

この挿げ替えられる頭部を肉体の象徴とするならば、外面だけで誰かの心を手にすることができると思うな的な話になるんだろうか。
店主は主人公の頭部=外面を気に入っていた模様。そんな彼女を選んだのは「もうこのコでいいや」的な感覚だったんだろうか。喜劇っぽくも悲劇っぽくもあるなあ。
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