悪魔の子を妊娠したポルノ女優がアブノーマルな行為に走るお話...?
ボミット・ゴア・トリロジーの完結編。なんか感想を見てたら「前作に比べたらかなりゴア減っている」的な文章が目に見えたので、前作と比べたらかなり落ち着いた映画になっているのかな〜と期待値を下げてみましたが...今まで見てきた映画の中で上位を争うレベルで不快で最悪でした...
確かに前作と比べたらゴアは確実に減っている。前作は最初から最後までゴア尽くしで多種多様なゴアが見られたことに 比べると、本作のゴアは一つだけしかない。ただ、その唯一のゴアがシリーズの中で最もクオリティが高く、最も最悪だったためゴアの不足感はあまり感じなかった。
某セルビア映画の胎児ポルノよりも最悪な映像が数十分間ずっと続くから本当に最悪だった...
そして本作はゴア映画と言うよりもむしろハードコアポルノ映画と言った方が正しい。段違いにアブノーマルなプレイのポルノが増えており(キリストの十字架を性器に突っ込んだオナニー、アナルに突っ込んで大便が付着した何かしらの物で顔を引っぱたくSMプレイ、生きたコオロギケーキなど)、これが全て無修正で繰り広げられるからとにかく最悪と言うしかない。女性器をドアップで映し出して排尿する映像が何回も出てくるが、映画が進むにつれてより最悪になっていくから凄い。それにゲロも組み合わさるんだから最高だ。前までは水っぽいゲロが多く汚さはあまり感じられなかったものの、本作はちゃんと色の付いた汚いゲロになっており、なんなら下痢みたいな液体を口から出したり血が混ざったゲロを吐き出したりするからより凄い。全てが最悪な方向に進化してる。
映画の冒頭で女優の人が「この映画は私と監督が共同で作った映画です。私はこの映画の出演に同意して演技しましたし、セーフワードを設定するなどして安全に撮影しました。そもそもこの映画はフィクションなので(以下略)」と言う注意ナレーションが長めに映される。最初は「多分配慮なんだろうな...」と思ったのだが、映画が進むにつれてなんでこの注意ナレーションが入ったのか納得した。そりゃ注意しないと駄目だわ。
これにてボミット・ゴア・トリロジーは終了!あまりにも有名すぎる映画なので今更感もあるな...と思いつつの鑑賞だったけれども、3作品ともそれぞれ違った方向に突き抜けた面白さがあって良かったし、3作品とも全部最悪だったから凄い。その中でもこの映画がダントツで最悪でしたけど...