恭介

ジェーンの恭介のレビュー・感想・評価

ジェーン(2014年製作の映画)
3.3
西部劇、というかアメリカのあの時代は徹底的に男尊女卑と弱肉強食の時代が故に、なかなか女性が活躍する設定が成り立ちにくく、過去の同ジャンルを振り返っても荒くれ野郎どものドラマが大半を占める。

これを踏まえて観ると、芯の強い凜とした女性が主人公っても、結局は元彼に頼るやん?と自分も最初は思って観ていたが、途中から観方が変わった。

元彼に助けを求める時点で、家族の為に自己のプライドも何もかも捨てる訳で、確かに芯の強いナタリー・ポートマンらしいキャラクター。
元彼を待てずに、旦那と一緒になったのもある意味そうするしかなかったからだし。

ストーリーはいたってシンプル。悪人とザコ共は従来通りのキャラクターで妙に捻ったキャラクターは出てこない。
声を聞かなければユアンと分からない悪党がちょっとインパクトが薄く、呆気ないのが勿体無い気がする。

が、個人的には本作はナタリーよりユアンより、確実に悪役顔なのに、何故か善人役の方が似合うジョエル・エドガートンにつきる(笑)
自分のイメージでは、ベスト主人公サポートアクターNo. 1!これから先も主人公をサポートする良い人を演じ続けて頂きたい(笑)ゼロダークサーティー辺りから、何故か目について最近の売れっ子ぶりは個人的にも嬉しい。

作品的にとかナタリーが出てるからよりエドガートンが出てるから鑑賞したので、個人的には満足だった(笑)
恭介

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