tetsu

アメリカン・スリープオーバーのtetsuのレビュー・感想・評価

3.0
お待たせしました!
(いや、誰も待ってないだろwww)

前回の薄っぺらいレビューを反省して、この度、再投稿!笑笑

もともとは、地元の3作品連続オールナイト上映イベント"一夜限りの青春ナイト"で3本目に鑑賞したのですが、寝落ちしてしまったのでw、オンライン上の映画館"デジタルスクリーン"で鑑賞!!

夏休み最後の週末。
デトロイト郊外では、学校や家など様々な場所でスリープオーバー(=お泊まり会)が開かれ、高校生の若者たちは、そんな青春の1ページを謳歌していた...。
一目惚れした女の子を探す青年、
彼氏の元カノに出会ってしまった陸上部の女子、
昼間見かけた年上の男性に、偶然、再会した少女、
昔、いい感じだった双子の姉妹に会いに行く男、
様々な事情を抱えた彼らは、その夜、何を得て、どのように朝を迎えるのだろうか...。

こうやって、あらすじを書いてみると、学生の群像劇という点で海外版「桐島、部活やめるってよ」と言えるかも。

話は変わるが、
先日、僕が入っているアカペラサークルの合宿があった。
総勢100人程の大所帯のため、それぞれが5.6人の部屋に分かれるのだが、大学生なので、決められた部屋以外の移動も自由。
そのため、夜な夜な、いろいろな部屋に行ってみたのだが、各部屋ごとに個性があったのが印象的だった。
TVゲームをしている部屋、恋愛相談をしている部屋、早くも就寝している部屋、お酒を飲んでいる部屋、女子会が開かれている部屋...etc
今作にも、いろいろなグループが各々のお泊まり会(=スリープオーバー)を開いているわけだが、そのワクワク感には、先程の思い出と通ずるものがあった。

また、監督の代表作「イット・フォローズ」を観た者として、気づくことも多々あった。
高校生特有の空気感や甘酸っぱい恋愛は、二つの作品に共通していたと思うし、そういう意味で、この作品は「イット・フォローズ」の原点であった。
個人的には、異性との出来事をカッコつけて友達に話す男子と、情けない彼の事実を友達に話す女子を対比するシーンは、リアルで面白いシーンだと思った!
また、キャラクター達が通う高校が、"ローソン高校"という共通点から、同じ世界観(=ユニバース)だと考えると、少しワクワクしたり...。笑笑

ちなみに、物語の途中で「モスラ」のパクり映画「モスキータ」が登場するので、ゴジラファンの方は、そこも必見!笑笑

というわけで、様々な人間模様が登場するこの作品。
「ラブ・アクチュアリー」や「バレンタインデー」のような恋愛群像劇が好きな人はもちろん、
学生時代、「誰と誰が付き合ってて~」という、うわさ話に興味があった人におすすめです!笑
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