あのムカデ人間の映画に憧れた男の話は映画だった！
刑務所所長のビル・ボスとその部下ドワイトは悩んでいた。
彼らの刑務所は全米で最も暴動が起き、医療費がかかり、離職率が高い刑務所だったからだ。
そんな時、ムカデ人間2を観た2人はある名案を思いつく。
ここまで来るともう滅茶苦茶…
続編としての意義はあると思うけど、カルト映画の名作の続編にありがちな悪い傾向が存分に出ちゃってる。
ファン感謝祭みたいな感じかと思ったら、トム・シックス監督が暇潰しに作ったみたいな映画だった。完全におまけ。ただ上映時間はシリーズで1番長い（笑）
作風はアメリカ色が物凄く強かった。
ムカデ人間って元々犯罪者への罰としての監督の発想らしいので、刑務所というのは原点回帰的なところなんだろう。
下ネタ不謹慎ネタ罵詈雑言の数々、西部劇みたいな世界観で倫理観を完全に無視しながらコメディで描く。
2でも名前が出てきたけど、なんとなくほんの少々タランティーノ味を感じるのは私だけかな。
B級アメリカンコメディのノリについていける人だったら観てられるかもしれないけど、自分にはなかなか辛かった。
しかも何が悪いってムカデ人間作るって話になるまでの2人の会話劇が長い。
後半でイモムシ人間とか言う新しい狂気が誕生するけど、やっぱり1、2の衝撃に比べたら弱いんだよな…
なんだよデス・レイプって…
誰かが言ってたけど、ハイター博士とマーティンが演技だったことを確認して安心するためだけの映画っていうのが1番しっくり来る。
北村さんも出演してくれているものの、なんか日本人いるなぁくらいにしかなってない。
でも、シリーズの続編としては容認できるし、これが完結編っていうのも納得できる。
ムカデ人間面白かった！
