Kamiyo

砂上の法廷のKamiyoのレビュー・感想・評価

砂上の法廷(2015年製作の映画)
3.0
2016年 ”砂上の法廷” 監督コートニー・ハント

原題は「THE WHOLE TRUTH」。偽りのない真実
嘘と真実について、どうだったのかだと思います。
法廷において宣誓をしても、証人が必ず本当のことをいう訳ではありません。
事件の真実は何だったのか。

父親ブーン.ラシタ-(ジム.ベルシ-)を殺したとして息子マイク.ラシタ-(ガブリエル.バッソ)が捕まり、裁判にかけられる。
弁護士リチャ-ド.ラムゼイ(キアヌ・リーブス)はこの一家とは知り合いだが、息子は一言も話してくれない。
裁判の過程で殺された父親が極悪非道のイメージになっていくのだが・・・。
そもそも、逮捕された息子はなぜ黙秘を貫いたのか分からない。
犯人が母親ロレッタ.ラシタ-(レニー・ゼルウィガー)ではなく、弁護士のラムゼイであると推測した段階で、検事にそれを告げれば良かったのではないか?助手についた女性弁護士シャネル(ググ・ンバータ=ロー)は最強の嘘発見器だったんじゃないのか。
だったら、なぜラムゼイの一番大きな嘘を見抜けなかったのか。
嘘を見抜く女性弁護士シャネルは何のために?
女性弁護士シャネルが、もう少し機能していたら、面白かったのではないかと思います。
法廷シーンにそれほどの緊迫感はなく、なにより最後に明かされる真犯人がルール違反すれすれである。

驚いたのは共演してるレニー・ゼルウィガーの顔で、もうまるで別人で、おそらくキャストをしらないでこの作品を観たら絶対彼女と気づく人はいないだろう。
あの「ザ・エージェント」でみせたキュートな彼女の面影は全くない。
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