知人の勧めで鑑賞。
本編未視聴ながら、映画のオリジナルキャラ・つむぎを軸にしたストーリーで呑み込みやすく面白かった。
「幸せ」がテーマの作品なだけあり、敵がこれでもかと残酷で不幸を振りまいてくるのが印象的だった。簡単に解決できない、「絶たれた夢」、闇に堕ちた心をどうやって救うのか。ここに挑んでいる意欲的な作品だと思う。
結論から言うと、黒幕が全ての元凶だったで解決するのだが、それを「ご都合」とは捉えられなかった。それは主人公めぐみが軽々しく「任せて」と言った事を悔やみ、つむぎに謝罪するシーンがあるから。確かに、足は治せない。でも友達にはなれる…つむぎにとっては、悲しみを分かち合ってくれる人がいることが救いだった。
上手かったのは、ひめとジークの絡み。
いいコメディパートであり、キャラがよく表現されていて、ラストバトルでプリンセスの見せ場にもなっている。TV本編にも興味を惹かれた、好シークエンスだった。
なんでも、プリキュア劇場版で初めて挿入歌が使われた作品でもあったそうで、最後の盛り上がりは歴代劇場版でも白眉だと思う。
つむぎも5人目として変身して欲しかった(笑)。