今年5月に行われたライブ映像。
期間限定上映だったので、駆け込み鑑賞してきた。
やはり音楽アニメ、楽曲のクオリティは折り紙付きで、バンドの完成度も非常に高く見応え抜群のライブだった。
近年、声優といえど歌って踊る仕事がメインな人も多い。ゆえにそこまで驚くまいと思っていたが、長谷川育美女史はこっちが本業ではないかと見紛うほどのステージパフォーマンスを見せてくれた。パワフルな演奏に歌が負けていない。数曲おきに登場し歌+MCで盛り上げていく他メンバーも良いスパイスで、これらを含めたライブ全体の構成が本当に巧かった。
アニメ本編でもライブシーンで演奏された「ギターと孤独と蒼い惑星」、「あのバンド」、「星座になれたら」が神曲なのは言うに及ばず、結束バンドのファーストアルバムには脇役な曲が無い。どの曲でも盛り上がるし、あのバンド、星座になれたらでアニメ内での演奏を再現しているのは流石と思いつつ目頭が熱くなった。ボトルネック奏法ではワンカップの瓶とはいかなかったが(笑)。
そしてセトリ終了後「いや、まだ主役が出てないでしょ」と思わせて、アンコール一曲目でのよっぴー登場は鳥肌ものだった。劇場総集編の発表から全員の挨拶→新曲→青春コンプレックス…盛り上がりのツボを押さえた隙のないライブだった。
全員、下の名前やあだ名で呼び合っている仲の良さも相まってまさに「結束」を感じられた二時間。まだ一年前の作品とは思えない濃厚なイベントだった。
コンサートの上映も近年は多いですが、良いものですね。
余談…「喜多ちゃんより歳はだいぶ上ですが」(ハハハ)「笑うな!」のくだりは笑ってしまった。