美しい女優陣、美しい風景、それらを堪能するにはいい映画である。
しかし、女優陣の無駄遣いといったところだろうか。
ひと夏のバカンス、アバンチュールの3つ巴の恋愛である。映画そのものに深みはない。何を描きたいのか、よくわからなかった。欲望に忠実に人間は生きろということだろうか。しかし、それにしては忠実すぎる。。。
べネロペクルスがこれでアカデミーを取ったということもよくわからない。狂気を外に出す演技は内に秘める演技よりもわかりやすい。しかし、その狂気の凄みというのも感じなかった。
ひたすら美女を眺め、ガウディの建築などのバルセロナの美しさを思い出しながら、早く旅行をしたいという気にさせる、といった点ではよい映画と言えよう