ひろぽん

ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシーのひろぽんのレビュー・感想・評価

3.3
劇場版『ポケットモンスター』シリーズ17作目

幻のポケモン・ディアンシーが治めるダイヤモンド鉱国では、エネルギー源として「聖なるダイヤ」と呼ばれる巨大なダイヤモンドにより形を保ち続けていた。そのダイヤモンドはディアンシーにしか生み出せないと言われていたが、ディアンシーは未熟で聖なるダイヤを生み出せずにいた。ダイヤモンドの寿命は近づき、国は滅亡の危機が訪れる。ゼルネアスの「フェアリーオーラ」を分けて貰えれば、聖なるダイヤを生み出すことができるという話を聞き、ディアンシーたちはゼルネアスに会うべく旅に出る物語。


お姫様のような「〜ですわ」という上品な言葉遣いと、可愛い容姿の幻のポケモンであるディアンシーを中心に物語が描かれていく。

XYから導入された新システムの「メガシンカ」をするポケモンが登場するのでワクワクしながら観ていた。アブソルとディアンシーくらいしかしないんだけど…。

ポケモンの映画では、伝説や幻のポケモンがテレパシーで話すことが当たり前のように浸透しているが、今作では一般ポケモンであるメレシーまでもが冒頭から話すようになる。

ディアンシーがつくり出すピンク色に輝くダイヤモンドはギラギラしていてとても綺麗。自分もダイヤモンドの中にいるような感覚になる画面いっぱいに広がるダイヤモンドは、美しく満足感が高い。

マフォクシー、ブリガロン、ゲッコウガを使いディアンシーを狙う盗賊たちは、三つ巴でそれぞれ個性があって憎めない良いキャラ🦹‍♂️🦹


破壊を司るポケモンのイベルタルが全てを破壊し尽くす絶望と、生命を司るポケモンのゼルネアスの全てに命を吹き込むという、対になる構図が良かった!

ピカチュウの石化からの復活が早すぎて感動も何もなかった。

ディアンシーのキャラが可愛らしくて好き。これといって良くも悪くもない作品。XYではサトシが、シトロンの発明品に対して「科学の力ってすげー!」と毎回感動してるのがなんだか良い。
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