真っ黒こげ太郎

ユニコーン 奇跡の航海の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

ユニコーン 奇跡の航海(2000年製作の映画)
3.8
母親を失い、失意の中にあるエイスリン一家。
そんなある日、邪悪なトロール達が大襲撃!

逃げる中で突如訪れたドワーフとエルフの2人に誘われ、不思議な船「ユニコーン号」に乗り魔法の世界にワープした!

ユニコーン号や魔法の世界に大興奮なエイスリン一家はやがて妖精の王国にたどり着く。
エイスリン一家は妖精国の王と王女から、邪悪なトロールよりも先にドラゴンを見つけだし、予言を成就して国を救ってほしいと頼まれる。

魔法の世界を救うため、エイスリン一家の大冒険が始まる!!!



突如魔法の世界に導かれた一家が世界を救うために大冒険を繰り広げる、ファンタジー・アドベンチャー。
あちらでは2本のテレビシリーズとして作られたみたいで、ご丁寧にも前編と後編に分かれている。

ふと、ファンタジーやアドベンチャー的な作品が観たくなり、何となく手に取ってみた本作。
(しかし、何となくで3時間近くの大長編を手に取ってしまう俺って…w)


お話はアドベンチャー映画の王道をなぞっており、前半は様々な神話の怪物たちと出会うアドベンチャードラマで、後半は悪のトロール軍団との闘いが描かれる。

ショボい所やかったるい所もあるが、話の展開はしっかりしてるし、様々な神話の怪物が仲間になっていく展開も良い。

美術や映像、アクションも意外とちゃんとしてるし、冒険映画モノ特有の高揚感や盛り上がりもしっかりと感じられた。

また冒険の中で、ギクシャクしていた家族がしっかりと和解していくのも良かった。
登場人物も主人公一家を筆頭に仲間になる怪物達も個性的で、観てて楽しめる。

クライマックスは少々バタついた感はあるし、ラストは少々駆け足気味だが、心温まるラストだった。


テレビ用映画なので大作映画のクオリティを期待するとガッカリするかもしれんが、アドベンチャー映画として十分に楽しめると思います。

まぁ、3時間はやっぱ長いけどね!www
観るなら気合入れて挑むか、途中休憩を挟むなりしましょう。w