へたれ

グリーン・インフェルノのへたれのレビュー・感想・評価

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)
2.3
文明社会から未開の地に踏み込んだ人々が、野蛮な食人族に捕まって、人体をばらされた挙げ句にこんがり焼かれたり、生のまま食われたりする映画なのはあらかじめ分かって観に行くはずなので、その点では観客の期待を満たしている。そういうシーンは十分ある。
ただし、この民族の場当たり的な風習にはかなり白ける。人体は食料なのか、生贄なのか、勝利の証なのか、そういった人体に対する認識や、なぜ家畜がいるのに人肉を食べるのかといった基本的な設定に劇中で一貫性が無いので、単に観客のゴア描写欲求を満たすためにあれこれやらされているだけのように見える。そういう意味では、モンド映画よりはバカゾンビ映画に近かった。
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