やりたい事はわかるのだが…。
ルパン、次元、不二子、五右衛門、銭形の出逢いを描く意欲作。TVスペシャルの中では高評価な作品。
そもそも次元とルパンは如何にして出会ったのか？ルパン三世TV3作品、映画6作品、ここまでのTVスペシャル内で一度も明確に語られたことがなかったハズ。ファンとしては妄想するしかない点でごさいました…。その妄想を形にした作品。
インタビュアーが酒場で次元に話を聞き出す回想形式を用い、２人の出会いを語りだす…。次元はニューヨーク・マフィアのドン、ガルベスの用心棒として、ルパンは売り出し中の怪盗として、ガルベスの持つお宝を間に対峙する…。そこに不二子も…。
次元とは敵同士だった展開はファンの妄想として当然であり、また期待する内容。ハードな展開でルパンが次元を気に入っていく、次元がルパンを認めていく過程がオーソドックスながらよく出来ている。
だが…五右衛門は行けませんよ。五右衛門は。しかもルパンとの対決は１作目と同じ…ん？違和感を感じざるを得ず…。ラストがちょっと透けます。
踏ん切りがこの作品付いてない。全員出さなきゃいけないのはわかるのだが、いっそ次元とルパンに焦点を絞り込む方策とっても良かったのでは…。それなら伝説の作品になったのではなかろうか。次元とのシーンが良いだけに。まぁルパンファミリーのカッコ良さは充分に味わえる佳作ではあるのでお暇なときに…。
因みにたまたまTV放映を見逃し、DVDプレイヤーを買ったついでに定価で買ったのがこれ。エピソード0のコピーに誘われ買ったため、終わった瞬間にオイオイ！と突っ込みを入れたくなったのは当然だ…。
因みに私は次元大好き。あのナンバー2でありながら、義理堅く、不器用、実力者と言うポジションが大好き。 TV第二作、
「荒野に散ったコンバットマグナム」
「ターゲットは555M」
「次元と帽子と拳銃と」
がオススメですね。次元とルパンの絆が見える回は名作ですよ〜(^^)
