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ピクセルのtetsuのレビュー・感想・評価

ピクセル(2015年製作の映画)
2.6
兄、ゴジラ兄さん、その友達二人との映画鑑賞会の長編映画2本目として鑑賞!!

宇宙人来襲...。
しかし、その姿は80年代のアーケードゲームのキャラクターそのものだった!!
落ちぶれ中年になった過去のゲーマー少年達が、地球を救うため、立ち上がる!!

酷評は聞いていたので、みんなで突っこみながら観ていると、ある程度は楽しめた。笑笑

序盤、80年代の映像が写るのだが、この映像は見事で、まるで「スティーブ・ジョブズ」の伝記映画を観ているようだった!
OPクレジットも凝っていて、ゲームで仲間が増えていく展開はワクワクしたので好印象だった!

しかし、問題はそのあと...。笑笑
80年代の曲をバックに、主人公達がゲームキャラ達と戦う展開は超燃えるのだが、そこがいいだけにトークパートの退屈さが気になってしまう...。
つまらないアメリカンジョークを挟みすぎたために、ストーリーが中々進まないのも、もったいないところ。(ジョークや小ネタは、僕の知識不足があるので、知っている人はもう少し楽しめるかもしれません。笑笑)

また、脚本に描かれるべき点がことごとく省かれてしまっていて、ゴールデンラズベリー賞脚本賞並のクオリティになっているのも残念でならない...。笑
現代のゲームっ子と80年代のゲーム少年の違いを浮き彫りにしたシーンは、もう少し丁寧に描けば、ファミリー映画テイストにも出来ただろうし、ゲーム世界のキャラクターとの恋もしっかり描かれれば名シーンになったはず。
「ハリーポッター」や「パーシー・ジャクソン」、「ホーム・アローン」を撮っている監督だからこそ、そういう期待をしてしまうのは、野暮なのだろうか...?
もしかすると、監督は子供を主人公にしたファンタジーの方が得意なのではないかとも思った。
(Qバートと子供の絡みとかもっと観たかったなぁ。笑笑)

まぁ、そんなわけで、ディズニーのゲームキャラ大集合映画「シュガー・ラッシュ」の実写パロディみたいな出来でしたが、映画の主人公達の様に40代でアーケードゲームにはまった世代には響くものがあるかもしれない作品なので、そんな人にオススメです!!
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