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サンドラの週末のsoのレビュー・感想・評価

サンドラの週末(2014年製作の映画)
3.5
とても太刀打ちできないほどの悪意を描くことの多いダルデンヌ兄弟だけど、本作では(きっと日本においてより身近な)時として悪意よりも人を絶望に陥れるような無関心のはびこる世間と、その中でもわずかに確かに存在する善意の光が描かれている。
一瞬しか登場しないにもかかわらず、サッカーをしていた同僚のフェンス越しの言葉が胸に温かくいつまでも残っている。
きっとサンドラにとっても同じなのだと、最後の彼女の表情を見て思う。
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