アルゼンチン興行収入No.1のショートオムニバス式ブラックコメディ映画。
6つの様々なありえないお話がテンポよく進んでいく。
…って、こりゃアルゼンチン版世にも奇妙な物語か…?!と冒頭の飛行機内での奇跡の展開にガッツリ心掴まれる。
おいおい…
そんな…
えぇ…
うそでしょ…
どうなっちゃうの…
そんなワクワクが精神を支配しようとする頃、だんだんお腹一杯になってきてしまい、しまいにはあまりの人間のゲスの連続に気が滅入ってきてしまった…(笑)
笑えるといえば笑えるけど、引いた感じで笑えるというのだろうか…。
各エピソードで個人的に好きだったのは、
SW1 ″飛行機内での偶然すぎる一致″
SW3 ″激突orブレーキダウンの下劣版″
SW4 ″街中どこに路駐してもレッカーされる男″
特にSW4は良かった。唯一結末的にスッキリとできた。これの最後はなんか夢落ちっぽく見えたのは自分だけ…?
トリを飾るラストのエピソード、″結婚披露宴″はもうね、破天荒過ぎて…しかも結末が「えーーっ?!!そ、そ、それはハッピーエンドですかーーっ!?」的な感じでした僕的に。
たっぷり122分、観終わった後はなんだかどっと疲れた。
でも、これがなんやかんやで面白いからタチが悪い。ハリウッドではあまりなさそうな作品、世にもプッツンな物語でした。