77年から84年まで活動していたイギリスのパンクバンドCRASSのドキュメンタリー。
資本に頼らないDIYな活動、普通のパンクバンド以上にポリティカルなメッセージ、特異なアートワークで世界的な影響を与えたバンド。
そして左派でも右派でもないアナキスト。
中高生の頃に音楽雑誌で紹介されていたのを読み、こんな世界があるのかと衝撃を受け、よく聴いていたのを思い出す。
様々なポリティカルなメッセージのあったバンドだが劇中に出てくる
「自分を支配できるのは自分だけ。自分の人生の責任を負え」
という非常にパーソナルなメッセージが印象的。
このバンドに限らないが、このメッセージは自分の思考や嗜好に染み付いている事に改めて気付かされた。
やっぱり若い頃に影響を受けたものって、後の人生に大きく影響を及ぼすんだなと。
FIGHT WAR NOT WARS、
DESTROY POWER NOT PEOPLE.
それにしても、反商業主義だったCRASSのドキュメンタリーを巨大資本のAmazonで観るというのも隔世の感がある。
