何となくちょっとだけ映画鑑賞から遠ざかってて、これもアマプラで毎日ちょっとずつ鑑賞し、1週間くらいでようやく観終わるという禁じ手を使って観てしまいました。でもそんな失礼な見方でも大丈夫なくらい、静かーに進行する作品でした。
このふたりがどうなっていくのかという展開を想像しつつ、終わり方は一体どういうふうにもっていくんだろうかと考えながら観ていたのですが、ラストはまあ、そうかあ…、そうだよなあというような感じでした。でも結構噛み締めてよく考えて、じぶんなりには納得できたラストだったように思います。
杓子定規に考えればそもそも持ってはいけない感情を抱く話だったりはするのでしょう。でも人っていろんな憂いを抱えて生きてるわけで、そんな中に希望を見出すことはとても難しいけれど、こんなありそうでなさそうなめぐり逢わせで希望が突然やってきたりすることもあるんだなと思えれば生きてることも苦ばかりでもないかもな、とは思いました。
きっとそれでふたりもその後の人生の新たな一歩を踏み出せたのかも。そういう静かな希望の話だったのかな、と思いました。