でしょうかな

虐殺器官のでしょうかなのレビュー・感想・評価

虐殺器官(2015年製作の映画)
3.5
2020年、アメリカ同時多発テロの恐怖を経て、個人認証と追跡が徹底されるようになった世界。アメリカの特殊部隊員であるクラヴィスは、途上国で多発する内戦と虐殺の黒幕とされる謎の男、ジョン・ポールを追う中で、恐るべき真実を知ることになる。

ほほう、これはなかなか。以前に原作小説は読んでいたので記憶の中で比較しつつ観たが、映画は一部の設定や多くの哲学的な会話や独白が削られてしまっているが、映像化するにあたって必要な部分に上手く絞られているとも言える。勿論原作を読んでその真価を楽しんでもらいたいが、近未来ギミックのアニメーションを楽しめる本作も単体では十分面白いと思うし、戦争がテーマの一つなだけあって戦闘描写が多いため、そこは映画の方が伝わりやすいかもしれない。
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