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サウンド・オブ・マイ・ボイス
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『サウンド・オブ・マイ・ボイス』に投稿された感想・評価

カルト教団への潜入ドキュメンタリーを製作しようとする男女2人組が、教団内部の人間関係に取り込まれていく。「アナザー・プラネット」の才女ブリット・マーリングが手掛けている、サイコ・サスペンス。

「霊能者や占い師の行為は、果たして詐欺と言えるのか?」というテーマ性を根底にしている作品。困っている人たちの心のスキマを埋めて、癒しを与える立場である彼らを、詐欺師として糾弾するのは、正義なのだろうか。

団体施設の禍々しい雰囲気を、主観視点で断片的に見せていく手法が面白い。バックに流れるチルアウト系の音楽も効果を上げており、ミステリー調でありながら、同時にスピリチュアルを感じさせることに成功している。

明確な答えを最後まで出さずに、鑑賞者に「考えさせてくるタイプ」のドラマ作品。カタルシスを得ることはできないが、鑑賞後の余韻と詮索を楽しむことができる。
未来から来たと語る女性マギーのカルト教団。かなり胡散臭い。
質問者から、未来で人気だった曲を披露してと言われ、断り切れずしぶしぶ披露した曲は未来のものではなく、現在でも皆が知ってる曲だった為、質問者がつっこむと、この曲は未来では人気だと言いはるマギー。
彼女を探る為に信者になりきり入団するカップル。この男の方が、少し洗脳されていってしまうのか、、ちょと私は好きです。

クレイジーリッチ!の女性がでてた。可愛い
Eike
3.5
ブリット・マーリング(主演&共同脚本)の異才ぶりが伝わる異色作。
これまたちょっと困った、ひねりの効いた「サスペンス映画」です。
私は気に入りましたがすっきりとした分かり易い映画をお求めの方にはどう転んでもおススメしかねる作品です。

本作の面白さを伝えるのは中々に難しい。
エンタティメント要素は最低限に抑えられた作品ですので、見方によっては盛り上がりに欠けた平板なお話として片付けられてしまうかもしれません。
でも「詰まんなくない?」と言われると「そんなことないよ」と、ちょっと反論したくなる...そんな作品なのです。
かと言って決してカルト風味を強く打ち出した鼻に付くような作品でもない...何とも不思議な印象の作品です。

物語の骨格は意外とシンプル。
あるカップル、素人ジャーナリストのピーターとローナがロサンゼルスのアンダーグラウンドで勢力を伸ばすカルト組織の内情を探るべくその集団に接触します。
その集団のリーダーは若く美しいマギーという謎めいた女性。
彼女は荒廃した2050年代の未来から現代にやって来た「自称タイムトラベラー」で、人類に未曾有の危機が近づいていると警告を発することで一部の人々から関心を集めております。
この似非カリスマの正体を暴くべく潜入取材を試みるピーターたちは狙い通り、真意を隠したまま、集団の一員として迎えられ、組織の実態を探り始めます。
しかし何かを見通すようなミステリアスなマギーの言動に接する内にピーターとローナの関係に少しずつ変化が起き始め...
そしてある日マギーからピーターに奇妙な指令が下される...。

露骨に低予算のB級サスペンスと言えますが意外にも見応えのある心理ドラマとして見ることも出来る異色作。
ただ、スペクタクル/アクションやショッキングな演出といった娯楽要素はほぼ皆無(ミミズを喰うシーン位かな)なので娯楽映画としては賛否が分かれそうな作品です。
特に淡々とした描写が続く前半は見方によっては退屈の一言で済まされてしまうかも...。

実録風を気取った作品ではないのですが特徴としては全くと言っていいほど説明が盛り込まれていないこと。
その姿勢はラストまで徹底されております。
従ってミステリーとも見て取れる物語の本質部分の判断は見る側に委ねられていると見て良いでしょう。
このアプローチには当然、賛否が分かれるでしょうが本作の場合それがアイデア不足による苦し紛れではなく、意図されたものである点は十分に伺えます。
元来は続編の製作も計画されていたとのことですのでそれもあってのことかもしれません。

物語はほぼ、このピーターとローナ、そしてマギーの三人の言動に焦点が当たっており、後半にかけてこの三者間の心理ドラマとしての濃度がどんどんと高まってまいります。
最大のポイントはもちろんマギーと言う女性の「正体」にあります。
しかし主人公のカップルが取材を目的としてこの女性を中心としたカルト集団に潜入する展開をとることで組織内における集団心理サスペンスの色も無理なく打出されております。
加えてピーターとローナの行動の動機や二人の関係がマギーのグループと接することによって徐々に変質していく辺りがねっちりと描写されていて、心理劇として意外に濃い雰囲気なのです。
特にカルト集団の虚構を暴く意志を強く抱えていたはずのピーターがマギーのカリスマ性と謎めいた言動に絡め取られ、次第に追い詰められてその弱さが露呈し、身動きが取れなくなって行く辺りの描写に妙な説得力があって見ている間にだんだんとうすら寒くなってきます。

事の「真相」に大きく関わる伏線(らしきもの)が中盤以降、幾つも挿入されているのですがどれもこれ見よがしでは無く至ってサラリと流されています。
それらが謎めいたエンディングの後でボディブローのようにじわじわと効いてまいります(…あれって何?どういう意味だったんだ...?)。
派手さは微塵もない作品ですし、どうしてもモヤモヤが残るラストは「えっ、嘘、ここで終わるの?...マジかよ...」と文句の一つも言いたくなります。
しかし心理ドラマとしてはそれなりに良く練られた作品だと感じましたし、ミステリー部分に関しては自分なりの考察を巡らす余地が残されているのでその点を面白いと感じるかどうかで本作への評価は分かれると思います。