走れ、モーグリ！
皆さんはモーグリと聞くと何を思い浮かべますか？僕にとってのモーグリは…ファイナルファンタジーシリーズの召喚獣・モーグリなんですよ！とりわけ印象深いのは「チョコボレーシング」というゲームでのモーグリ。他の召喚獣たちが強力な特殊能力を持っているのに対して、モーグリの特殊能力は…浮かぶ。ちょっとだけ宙に浮かんでコーナーを曲がりやすくなるという能力なのですが、まあ使えない。おかげでチョコボレーシングの中でも最弱のキャラクターになってしまったのでした…。
さて、この映画はそんなモーグリとは何も関係ないモーグリ少年がジャングルの動物たちとの交流を通して成長していく姿を描いたスペクタクル巨編です。ディズニーお得意の手堅い脚本とジョン・ファブロー監督の軽快な演出、そして全編CGで描かれたジャングルと動物たちの美しさを堪能できる一本でした。キャラクターでは熊のバルーとオランウータンのキングルーイが良かったですね。バルーの呑気で陽気な熊っぷりに、キングルーイの狡猾で傲慢な猿の王様っぷりは最高でした。
総じて、基本的には誰でも楽しめるような快作だったのではないでしょうか？
劇中で縦横無尽に駆け回るモーグリ少年の姿に、チョコボレーシングのモーグリも彼ぐらい速ければ良かったのに…なんてことを考えてしまいました。オススメです。
