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沈黙ーサイレンスーのkazu1961のレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
4.0
「沈黙 サイレンス」
2017/1/21 公開 アメリカ作品 2017-11


都合162分の長尺、全編、暗くて重い映画です。どんなに願っても神は沈黙しているということを3時間弱かけて描くのですからそれは当たり前かもしれません。
タイトル「沈黙」の主語は神です。なぜ神は、信者がこんなに苦しんでもなお、沈黙を貫き通すのか…? そんな重いテーマを扱う悲劇的な文学作品の映画化としては素晴らしい作品になっていると思います。遠藤周作が碑文として残した「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」と表現された残酷な「沈黙」が映像でも表現されていると話題になってますね。また窪塚洋介の復活演技も見応えあり、イッセー尾形の存在感は抜群ですね。流石マーティン・スコセッシ作品です!

遠藤周作の小説「沈黙」を、「ディパーテッド」「タクシードライバー」の巨匠マーティン・スコセッシが映画化したヒューマンドラマ。キリシタンの弾圧が行われていた江戸初期の日本に渡ってきたポルトガル人宣教師の目を通し、人間にとって大切なものか、人間の弱さとは何かを描き出した。スコセッシが1988年に原作を読んで以来、28年をかけて映画化にこぎつけた念願の企画で、主人公ロドリゴ役を「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールドが演じた。そのほか「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソン、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のアダム・ドライバーらが共演。キチジロー役の窪塚洋介をはじめ、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシといった日本人キャストが出演する。
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