恭介

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うの恭介のレビュー・感想・評価

3.9
今回、一気観しようと大量レンタルしたら
何気にジェギレ祭りになってた。

ノクターナル・アニマルズ
ライフ
そして本作。

ジェイクの演技は素晴らしい。そして作品選びのセンスも素晴らしいと思う。
観たい、と思わせる内容の映画ばかり。

原題のデモリション。
デモリションと言えば
スタローンvsスナイプスの夢の共演が実現したトンデモアクション映画、デモリション・マンが真っ先に出てくるとこが悲しいが、本作のジェイクもスタローンに負けず劣らずの破壊っぷりを見せてくれる(笑)

妻を亡くした事故から、ジェイクは自らを
破壊するかのように豹変していく。
当然、周りの人々からも変人扱い、もしくは妻を亡くした事により、おかしくなって
しまった人扱い。

亡くした妻を思っても一滴の涙も出ない。
愛していなかった?すら分からないほど、無関心だったのか?
だから今までの自分を取り巻く物や関係を全て破壊し、一度真っさらにする事で何かが見えてくるかもしれない。
自分を再発見するには必要な通過儀礼とでも言いうように、何もかも破壊していく。

そこに現れるナオミ・ワッツとその息子。
彼女との出会い方もジェイクがとるおかしな行動とちゃんとリンクしていて、脚本の良さを物語っている。

中盤までは落ち着いた、ゆっくりとしたテンポで進んでいくが、後半になるにつれて
意外な真実や出来事の連続で、徐々にジェイクがジェイクらしい本来の人間性を取り戻していくのに充分な説得材料となる。

正直、明確にテーマを理解出来た訳じゃなかった。何がキッカケでジェイクは目覚めたのか?なぜ本来の自分を再発見出来たのか?ちょっとボンヤリしたままエンディングを迎えた。

けど、それでいい。
物事はその人の捉え方次第。
1つの出来事で人生が変わる場合もあるし、いろんな要素が重なり合って変わる場合もある。
妻が死んでからジェイクが関わった全ての
人や出来事が気付かせてくれた。
釘を踏んだ事すら関係あるはずだ(笑)

そんな風に思ったら、エンディングに
凄く爽快感を覚えた。

ラストのジェイクの笑顔がたまらなくいい。