ドラえもんは猫型ロボット

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分のドラえもんは猫型ロボットのレビュー・感想・評価

2.8
「どんな状況に置かれても、解決するのは自分だ」

独りよがりだなぁ。
こんな人の周りはとても苦労するだろうね。

〈あらすじ〉
自ら犯した過ちのために、大事な仕事も家庭も放り出し、主人公は、夜の高速道路をひた走っていた。そこへ、事情が分からない仕事仲間や家族からの電話がひっきりなしかかってくる。

車の中で、かかってくる電話の相手をしながら、ひたすら目的地に向かう86分、主演のトム・ハーディしか映らない映画。
完全なアイデア勝負の作品で、
『ギルティ』を思わせる密室での電話劇だが、こちらは、話がさほど盛り上がらない。

自分のしでかした不始末に対して、
「筋を通す。誠意を見せる」
と繰り返しながら、仕事仲間や家族にひたすら迷惑をかける主人公に感情移入なんてものは出来ずに、
彼が今までの生活を失っていくのをただただ眺めているだけの作品だった。

うーん、トム・ハーディが好きな人にはオススメ出来るかもしれないが、かなり癖のある主人公なので、見る人は選ぶかも。

とりあえず、この映画で得られる教訓は、「避妊はちゃんとしましょう!」だな。