ハイウェイは下りるが人生は下りられない。
アイヴァンは夜のハイウェイで運転しながら家族、不倫相手、仕事仲間達とそれぞれ電話をする。ハイウェイの運転の後、彼の人生はどうなる？
いわゆるワンシチュエーションもの。前半で彼は真面目な人物なことかわかる。でも向かうのは妻じゃない女性の出産。自分の子。なかなか難しい状況だけど、わざわざ車中の電話だけの作品にしたのは凄い。変わらない風景と変わっていく状況の対比。仕事も私生活も大きなターニングポイントがこの80分に詰まっている。登場人物は主人公以外ほぼ声の演技しかしてない。映像はほぼ車中のみで背景はかなりぼかして光が玉ボケに。美しいのと、周りはいらないということか。
自業自得とは言え、大変だねっていう作品。
