鍋レモン

ザ・スクリブラーの鍋レモンのレビュー・感想・評価

ザ・スクリブラー(2014年製作の映画)
2.8
⚪概要とあらすじ
アメリカのスリラー映画。

多重人格障害を患い、社会不適合者の集まる高層ビルで暮らしている女性・スキ。彼女は複数の人格を統合する"重複脳焼滅装置"と言う器械を使い治療を続けていた。しかし装置には、使用した前後の記憶が抜け落ちてしまうという副作用があった。ほどなくして、ビルでは謎の転落事故死が立て続けに発生。そして自らが関わっているのではと疑心暗鬼に陥るスキの身にも危険が迫る。そして、彼女の内側で何かが覚醒しようとしていた...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“超人覚醒!”

「ただ待っている」

⚪感想
ジャケット詐欺!!ヒーローものだと思ったら全然違った。びっくり。
一応、後半唐突にダークヒーロー要素を出してきて、アメコミ観てたのか〜みたいにはなる。
結局のところスリラーでもなくサスペンスでもなくヒーローでもなくアクションでもない。

『ウォッチメン』や『シン・シティ』のような雰囲気を持ちつつ失敗してしまったB級映画って感じ。

主人公スキの多重人格障碍が上手く描かれていて良かった。
あとはタワーの住人が衣服恐怖症でいつも全裸の女性や、セックス依存症の蛇を首に巻いているクレオパトラみたいな女性、ネコ耳のなんかヤバいやつ、サングラスで黒髪ボブヘアーの女性と様々で魅力的。

ティム・バートンが監督したらかなりいい作品になったのではと思える設定や内容だったりもする。

小物がちょっとお洒落というかツボをついてきていて癖になる映画ではある。
金魚とか逆文字かなり好き。犬も可愛い。

内容は何かわからないけど対局のなにかだったんだろう。

過剰に演出しすぎて宗教じみてて怖かった。

グラフィックノベルだからこんな感じなのはしょうがないかも。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

鍋レモン