鍋レモン

燃えよドラゴンの鍋レモンのレビュー・感想・評価

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)
3.5
⚪概要とあらすじ
香港の伝説的アクションスター、ブルース・リーのハリウッド進出作で、世界中にカンフーブームを巻き起こしリーの代表作となった傑作アクション。

香港の裏社会を牛耳るハンは、自身の所有する島で3年ごとに武術トーナメントを開催していた。少林寺で修行する武術の達人リーは、その島で行われている麻薬製造密売の内情を探るためトーナメントに出場するよう秘密情報局に依頼される。かつて妹がハンの手下に殺されたことを家族から聞かされたリーは出場を決意し、島へ乗り込んでいく。

⚪キャッチコピーとセリフ
“このもの凄さ!面白さ!映画の常識をはるかに超えた猛烈アクション!巨大な悪の要塞島に挑む地上最強の男!”

「考えるな、感じ取れ」

⚪感想
アクション作品。

辰年だからと粋な計らい。
『キス・オブ・ザ・ドラゴン』でも良かったけどね。

アクション、設定、ストーリー、キャラクターなどを含め、ショーン・コネリー時代の007的な哀愁。
ローパーがほぼジェームズ・ボンド。

ハンが白猫を撫でながら出てくるシーン好き。
ボスが毛がふわふわの猫を撫でることで得られる栄養がある。
片手首偽物なの好き。後半ウルヴァリンで相手をシャンンクスにしてしまうのジワる。強そうに見えて案外使いにくそうなの面白い。

ブルース・リーの出演映画初めて観た。
ヌンチャクさばきが見れて嬉しい。
ムキムキと言うよりも無駄な筋肉を限りなく削ぎ落とした肉体美。血管が美しい。
アクションの際に聞こえるホァタァ!!的な声も癖になる。

今作のリーって何をしてる人なんだろうか。

アクションによる音がほぼ鞭みたいな変な音だが迫力はある。当時観た人には驚きだっただろうなとも思う。

ジャッキー・チェンがエキストラ的な感じで出演しているらしいが分からなかった。



⚪以下ネタバレ



オハラはリーの妹を追い込んだし父親も倒せなかったぐらいだから大層強いのだろうと思ったら噛ませ犬すぎ。
リーに何も出来なくて結局すぐ死んだし。

ギッチギチの牢屋が面白い。
食事、トイレ、寝る時の環境悪すぎる。

⚪以下ストーリー(Wikipediaから引用)
少林寺の高弟で武術の達人であるリー(ブルース・リー)は国際情報局のブレイスウェイト(ジェフリー・ウィークス)にかつて同じく少林寺で武術を学びながらも悪の道に手を染め破門となったハン(シー・キエン)が所有する島で3年に1度開催する武術トーナメントの参加を依頼される。トーナメントの参加は表向きで、犯罪行為の疑いがあるハンの島の内偵をして欲しいという依頼に対してリーは消極的であったが、帰郷した際に家人から、数年前に姉スー・リン(アンジェラ・マオ(英語版))がハンの屈強な手下オハラ(ボブ・ウォール(英語版))と仲間達によって追い詰められた末に自害を遂げたことを聞き、ハンへの復讐を誓う。

武術トーナメントに参加する格闘家の中には借金を重ねマフィアに追われているローパー(ジョン・サクソン)、職務質問してきた警官を暴行し半ば逃亡状態のウィリアムズ(ジム・ケリー)も居た。到着した招待客を迎えるのは金髪の美人(アーナ・カプリ(英語版))と、ハンの弟子で筋骨隆々の男ボロ(ヤン・スエ)。島は要塞化されており、広大なコートでは大勢の男達が武術の訓練を行っていた。トーナメント前夜の祝宴は至れり尽くせりであったが、リー、ローパー、そしてウィリアムズは徐々にハンに対する不信感を募らせる。祝宴も終わり、リーは夜を過ごす相手として祝宴会場で見かけたメイ・リン(ベティ・チュン(英語版))を指名。彼女は数か月前よりハンの島に潜り込んでいた諜報員だった。その夜、メイはリーにハンに呼び出された女性が次の日から忽然と姿を消すことを伝える。

翌日、トーナメントがハンの号令により開始され、ウィリアムズとローパーがそれぞれ出場し、勝ち進んでいく。夜になり、内偵を進めていたリーは警備員達に捕まりそうになるが何とか逃げ切る。それを偶然外で稽古をしていたウィリアムズが目撃していた。トーナメントが再開されリーの出番になるが、その相手は宿敵のオハラだった。リーはオハラを圧倒し打ち倒す。審判がオハラの安否を確かめたが、既に事切れていた。その後ウィリアムズがハンに呼び出され、前夜の外出を警備員に目撃されていたことから内偵を疑われ追及される。島に嫌気がさしたウィリアムズはハンに反抗するが、金属の義手を持つハンになぶり殺されてしまう。次にハンに呼び出されたローパーは、島の地下にある阿片工場の内部を案内され、部下になることを切り出される。トーナメントの目的は世界で活動出来る部下を探すためであった。途中、労働力のために連れて来られた囚人達の姿がローパーの目に止まった。答えを渋るローパーの目の前に待っていたのはウィリアムズの死体だった。ローパーは服従を誓うしかなかった。その夜内偵を続けていたリーは麻薬工場などの様々な犯罪の証拠を発見、情報局に向けて信号を送ることに成功するがハンの手下達に追われ、攻防の末ハンに捕まってしまう。

翌日、ローパーを待っていたのは囚われの身となったリーであった。ローパーは見せしめとしてリーと闘うことを命じられ、断ると代わりにボロと闘うことになった。激闘の末、ボロを倒したローパー。怒り狂ったハンは手下達にリーとローパーを殺すよう命じる。襲い掛かる手下達を次々と倒していくリーとローパー。その時メイが解放した囚人達が手下達目掛けて向かってきた。形勢不利と感じ義手を金属の爪に替えながら逃げるハン、それを追うリー。いよいよ最後の対決となり、リーはハンを打ち倒す。

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。
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