外人が作った怪獣映画という大味感で例えるならば肉のハナマサ
各々のルーツ紹介もそこそこにどんどん登場しては消費されていく怪獣達
そんな大いなる自然の驚異に人間達はただ呆然と犠牲になるだけ
全く共感も感情移入もできないケンワタナベ演ずる芹沢博士の殉死や
たった一家族のいざこざにより人類の存亡が左右される展開など
怪獣との共存どころか内容自体が支離滅裂な印象を抱きました
怪獣共が暴れ狂う最前線の危険地帯に家族の事情で付き合わされる軍人達
途中マリリン・マンソンにしか見えなくなった人類の敵、女博士の行動パターンも
いわゆるSEKAI NO OWARI状態であるにも関わらずどこか緊迫感の欠ける緩さ
そして何よりあんだけかわいかったチャン・ツィイーも老けるってこった
要約すると詰め込み過ぎて貴重なコンテンツの無駄遣いがスゴい
キングギドラもカッコいいし、モスラも綺麗、ラドンもよく飛ぶ
だけれども日本製とは明らかに違う、いかんせん怖さが皆無に等しい
金の力では庵野監督のキモさ、もといマニアックさには決して及ばないといった感想でした
ゲーセンのNEOGEO筐体で昔あったキング・オブ・ザ・モンスターズやりたくなったのは事実
理解らない方は置いてくぞ
ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい