じょにー

ドクター・ストレンジのじょにーのレビュー・感想・評価

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)
4.6
MCUの中で、エンドゲームを鑑賞した上で視聴すると一番深みが増すなぁ(フェイズ1あたりはまた特別として)と、個人的に思ったのでレビュー書き直してみました。いいねくれてた方すみません。


天才外科医として日々高難度の手術をこなすDr.ストレンジは、ある日事故で両手の自由を奪われる。これまでの栄光をすべて失った彼が最後に出会ったのは、「魔術」だった––––––。

いやはや、ここまで来ると映像表現も極まった感がある。風邪引いてるときの夢みたいな頭ブッとびそうな映像にのめり込んでしまう、、、。
錯覚を取り入れた表現も見受けられたのでエッシャーの作品が好きな僕なんかはテンション爆上がりでした。ぜひ劇場の3Dで観たかった。

ただ単に映像が派手なだけでなく、物理的な観念がついて回るのを直感できるのが凄まじい。マイティ・ソーで言及された「魔法は科学の延長」という概念を貫いてるのを感じました。

ネパールや台湾などアジア圏の良質なビジュアルも堪能できるし、宗教観、SF方面まで備わった世界観の溶け込み方はすごい。魔法陣アクションもカッコいいし、後続への期待まで持たせるしの完成度の高さには驚く。


はい!ここまでが初見の感想。笑
まあ無難ですわな。

改めて彼らを見てると、こんなにもヒーローを描いてたんだなということに気付かされた。
師であるエンシェント・ワンの葛藤、ストレンジの医師としての信条と魔術師としての決意。そして2人の絆。歴史を感じるから感情移入の度合いが違うね。
それに、初見ではストレンジさんチートすぎん?なんて思うけど、インフィニティウォー観てからだと全然そんなことないやな。彼が積み上げた成功を失って1から始めるのが今作。そんな男が地球を護る為に戦うIWを観ようぜ。

最近エンシェント・ワンがMCUで1番好きなキャラになったんですけど、作中でモルドさんが理由を教えてくれた。
「信念があるが予測不能、無慈悲で寛容」。そりゃ魅力的でしょうとも。こんなにも彼女を表す言葉があるだろうか。

みんな言ってることだけど、新たな発見だったり受け取り方の変化だったり、作品と作品の間で相乗効果が起きるのがMCUの真骨頂ですね。過去作の評価が未知数になっていくコンテンツなんて他にあります?
なんで1回しかレビュー投稿できないのか、、。誰か緑色に光る石を探して来ておくれ。
じょにー

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